インターンシップってのは職業体験みたいなやつです
でSCSK株式会社っていうIT系のとこの1日コースに行ってきた。
どんな内容だったか紹介する。
桑迫、ハメられる
桑迫はまともな夏服を持っていない。
基本高校の運動会Tシャツか貰い物Tシャツで学校に通う。
インターンの連絡メールにはこう書かれていた。
備考: 当日の服装は自由です。
ほう、気がきくではないか。
桑迫は誕生日にママから送られてきたゴーヤTシャツを着て家を出た。
博多駅前シティセンター8階、会場に着いた桑迫は驚きの光景を目にする。
みんなスーツ。
あら?
備考: 当日の服装は自由です。
案内を見直したがこの備考である。
なんだ?何が起きている?
桑迫は焦った。
6人組のグループ席に座らされた桑迫。
足の震えが止まらない。
こいつら備考欄見たのか? なぜ平然とスーツを着ている?
桑迫は何かその裏に大きな陰謀を感じ始めていた。
ダメだ、このままでは会場の雰囲気に飲まれてしまう。
奴らの思惑通りに事が運ばれてしまう。桑迫はそう思った。
桑迫は意を決し、右隣のサッカーやってそうな青年Aにこう聞いた。
「なんでスーツなんスか?」
青年は答えた。
「え? 置きに行った。」
え? 置きに行った。
青年A
そう、彼らは皆、置きに行ってたのである。
どんな格好で行くべきか迷った挙句、お気に入りを着ないで置きに行りしてたのである。
やられたよ。完敗だ。
そーやってみんな自分らだけ安全区にいながら俺見て楽しんでたわけだ。
背中のゴーヤで視力検査してたわけだ。やられたよ。

左隣のみかん好きそうな青年Bは数少ない私服勢であった。聞くと愛媛県民だという。
さすが松山市民、と思ったところ彼は今治市民であった。完敗だ。
おわり。